SIGMA dp1 Quattroは、明確なコンセプトを感じることができる、デジタルコンパクトカメラとして2014年に誕生しました。
撮像素子として、APS-Cサイズ相当であるFoveon X3ダイレクトイメージセンサーをマウントしているのが特徴です。
Foveonは、フィルムのような層構造となっていて、すべての光情報をナチュラルに取り込めるセンサーとなっています。
垂直色分離方式センサーから生み出される豊かなカラーの階調によって、目で見る質感と同じ表現力となっています。
また、Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、トップ層が4ピクセル、ミドル層で1ピクセル、ボトム層では1ピクセルの3層構造「1:1:4」となっています。
トップ層において輝度情報や色情報を取り込み、ミドルとボトムの各層において色情報を取得させることによって、有効画素数は約2,900万画素を実現しています。
レンズには、Quattroセンサーと相性がよい19mm F2.8広角レンズが採用されています。
レンズ構成では、8群9枚で、絞り羽根枚数が9枚の構造となっています。
本体の一部には、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用しており、さまざまな環境でも安定して使用できるようになっています。
記録フォーマットも多く、使い勝手の良いカメラとしておすすめです。