SEAGULLは、中国の上海海鷗照相機というカメラメーカーで、日本では上海海鷗カメラとも呼ばれています。
1960年頃から、一眼レフや二眼レフカメラを製造しており「海鷗-SEAGULL」のシリーズが代表的です。
初期のカメラには赤や黒で「海鴎」の文字が漢字で刻印されており、欧米のカメラにはない不思議な雰囲気を出しているのも魅力です。
その後は英語表記でのSEAGULLに変更されているため漢字で刻印されているカメラは希少です。
レンジファインダーカメラの「紅旗20」は、中国建国20周年を記念し毛沢東夫人がドイツの最高級メーカーLeicaに負けないものを作るよう指示したことで作られたといわれています。
昭和の二眼レフブームの折には日本のカメラ市場へも介入を招き、重厚感があり精度も申し分なくコストパフォーマンスが抜群だとして広まりました。
製造の由来をとっても、他国を意識して国を挙げて造られた歴史や製造者の想いを感じられるものばかりです。
番号 | 日本名 |
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1 | Seagull 4A |
2 | Seagull 4B |
3 | Seagull 4B1 |
4 | AUTOMAT GOLD |