カメラ買取専門店｜三栄産業の二眼レフ買取

1950年に東京日本橋で誕生した三栄産業は、かつての日本のカメラメーカーです。
1952年に6,800円という破格の一眼レフカメラ、「サモカ35 I」を発表して話題になりました。
当時の高級カメラが60,000円〜70,000円もしたのに対して、約1/10という魅力的な価格設定は大衆の心を掴み、一気に普及しました。
現在は、カメラメーカーではなく、キャノングループのひとつ、キャノン化成という会社名で、トナーカートリッジなどの製造、・販売をしています。
その三栄産業が1955年に発表したフィルム二眼レフカメラが、サモカフレックスシリーズです。

このカメラの最大の特徴が、撮影フィルムに35㎜のライカ判フィルムを使用していたことです。
国産の二眼レフで、このライカ判フィルムが使用できたカメラは、このサモカフレックス以外では、トヨカ35だけです。
ライカ判フィルムを使用していた為、外観も普通の二眼レフのように箱型ではなく、フィルム一眼レフに近い型をしていました。

ほかの二眼レフカメラとは一味違った独特さで話題になった、三栄産業のサモカフレックス。
その特殊性のため販売台数は伸びなかったこともあり、市場に出回っている数が非常に少ない珍しいカメラとしてコレクターに人気のカメラです。