1959年に発売したRolleiの二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 3.5F は、1979年の生産終了までに約120万台を生産したRolleiの中でも人気のモデルです。
露出計はゴッセン製のセレン露出計を採用しており、このモデルからライトバリュー方式をやめています。
レンズは、カールツァイスのプラナー75mmF3.5、またはシュナイダーのクセノタール75mmF3.5が混在し、中古市場ではプラナーの人気が高いです。
ROLLEIFLEX 3.5Fモデルは、製造期間中にいくつか変更しているのが特徴的です。
例えば、1965年11月からは220枚のフィルムが可能になったり、1971年頃からはスムーズプレッシャープレートを採用していたりと、生産しながらどんどん機能を追加しています。
後継機になると、ボディにプレーンフロントプレートが使われ、「Rollei-Werke、Franke&Heidecke」と書かれています。
また、レンズ周辺部にあった模様の無いカメラをホワイトフェイスと呼んでいます。
ボディは1,220gとずっしりと重さはあるものの、風景撮影や人物撮影にすぐれたカメラです。
中古市場でもまだまだ人気のあるRollei ROLLEIFLEX 3.5Fは生産から数十年経っても高値で取り引きされており、レンズによって多少値段に差があります。
オールドレンズファンやクラカメファンや二眼レフをはじめてみたい人にとってROLLEIFLEX 3.5Fは一度は手にしたくなる魅力的なカメラです。