ROLLEIFLEXシリーズは、ドイツのベルリンにあるRollei社が製造してきた二眼レフカメラです。
ROLLEIFLEX 3.5E は1956年に発売されました。
このモデルにはシリアルナンバーが付与されており、1,850,000〜1,869,999の間の値がボディに刻印されています。
この機種は露出計を内蔵した初のモデルです。
露出計はゴッセン製の電気露出計を採用しており、オプションで後から取り付けることも可能です。
他にも機能として、ファインダーフードの取り外しが可能になったことやライトバリュー方式が採用されているなど機能面が充実しています。
カメラレンズは、カールツァイスのプラナー75mmF3.5もしくは、シュナイダーのクセノター75mmF3.5が混在しています。
中古市場で人気のあるレンズは、やはりカールツァイスのプラナーです。
クセノターも描写力が高く、シャープさのある写真撮影が可能なことから二眼レフ初心者からも人気があります。
ウエストレベルファインダーを採用しているので、撮影時に人物の自然な表情を引き出せるのも二眼レフの特徴です。
製造されてからすでに数十年以上経過していますが、人気が衰えることなく中古市場でも高値で取引されているRollei ROLLEIFLEX 3.5Eは、クラカメファンやオールドレンズファンにとって堪らない1台でしょう。