初心者からプロの写真家まで愛好家の多いRolleiは、二眼レフの元祖とも呼ばれ、数十年以上経っても人気の衰えることのないカメラです。
1920年にドイツのベルリンで誕生しました。
1954年に発売した二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 3.5C は、シャッタースピードが倍数系列へ変更になっています。
カメラは約43,000台生産され、1,428,000〜1,478,999の間のシリアルナンバーが付与されています。
シャッターがシンクロコンパーMX-EVSへと変更となり、ライトバリュー方式になりました。
装着レンズは、カールツァイスのテッサー75mmF3.5、もしくはシュナイダー製のクセナー75mmF3.5のドイツ製高級レンズが使用されています。
中古では、テッサーのほうが高値で取り引きされている傾向です。
重さは1,120gと持ち歩きにはやや不便と感じるものの、このカメラから映し出される描写力に魅せられ持ち歩きたくなります。
ウエストレベルファインダーを採用しているため、被写体は撮影されていることを意識することなく自然な表情で写真撮影が可能です。
人物だけでなく、風景も撮影するには最適なカメラといえます。
中古市場では、Rollei ROLLEIFLEX 3.5Cの生産台数が少なかったことから出回る数は少なく、入手のとても難しい1台です。
Rolleiファンのみならず、クラカメファンにとっても一度は手に取って撮影したくなるカメラでしょう。