
Rolleiの二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 3.5B は、1954〜1956年までの2年間の間にROLLEIFLEX 3.5の後継機として約94,000台生産されました。
レンズはおなじみのカールツァイスのテッサー75mmF3.5か、シュナイダーのクセノタール75mmF3.5のどちらかが混在しています。
カメラにはシリアルナンバーが付与されており、1,428,000〜1,499,999と1,700,000〜1,737,999の値が付けられています。
このモデルからライトバリュー方式になり、シンクロコンパーシャッターも搭載しました。
ほかにも、セルフタイマー機能や二重露光防止がついているため、人物や風景などの撮影にも最適です。
ROLLEIFLEX 3.5Bにはタイプが2つあり、ライトバリューを連動させるものとライトバリューを連動しないようノッチのついたタイプがあります。
カメラ本体の重さは、980gとROLLEIFLEX 3.5の時と変わっていません。
持ち歩きにはやや重さはあるものの、思わず外で撮影したくなるカメラです。
その理由は、立体的な描写力やシャープさなど、二眼レフならではの味のある撮影が可能だからです。
中古市場では、レンズがクセノタールのカメラが高値で取り引きされています。
テッサーは、クセノタールに比べると中古では安く比較的手に入りやすいので、これから二眼レフに挑戦しようと考えていた初心者の人やクラカメファンにとっておすすめの1台です。