Rolleiの二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 3.5Aは、1951〜1954年までに約11万台生産されたカメラです。
ROLLEIFLEX 3.5Aという以外にも呼び名があり、「Rolleiflex MX」や日本では「Rolleifix5型」とも呼ばれています。
このROLLEIFLEX 3.5Aは、3.5を改良したモデルでシンクロ接点がM・Xの切り替え方式になりました。
使用しているレンズには、カールツァイスのテッサー2.8f=75mmやシュナイダーのクセノター2.8f=75mmがあります。
レンズの後ろには、反射防止枠が取り付けられました。
シャッターボタンには機械式のロック機構があり、シャッターは1/500秒まででシンクロコンパーです。
表面レンズは、Heidosmat1:2.8f=75mmです。
3.5型には反射防止バッフルがなく、ROLLEIFLEX 3.5Aと2.8Cに採用されています。
ピントフードの前にあるマスク取り付け用のピンには、2つのタイプと3つのタイプが混在しています。
重さは970gと持ち運びにも問題のない重さであることから、風景や人物の撮影にも最適でしょう。
また、ウエストレベルファインダーであることから、被写体に撮影をしているという意識をさせることがなく自然な雰囲気の撮影が可能で、立体的に映し出す優れた描写力で撮影が楽しくなるカメラです。
中古品では人気の2.8FよりもROLLEIFLEX 3.5Aは比較的安価で出回っています。
まずは二眼レフを試してみたい人やクラシックカメラファンにとっては、ニーズの高いカメラと言えるでしょう。