Rolleiの二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 2.8GXは1987年に発売されました。
ローライ・ベルケ社は1981年に倒産し、その後ローライ・フォトテクニック社として復活し、ROLLEIFLEX 2.8GXはROLLEIFLEX 2.8Fの復刻版として登場しました。
このモデルはTTL測光を内蔵したことが特徴的ですが、フィルムはセミオートマットになったことで機能面で若干のマイナスになっています。
ストロボもTTLオートに対応し、露出表示もLEDになりました。
Rollei ROLLEIFLEX 2.8GXの初期の作りには、シンクロコンパーが装備されていましたが、90年代になるとセイコーのシャッターに変更されています。
1989年には、60周年記念の限定品としてゴールドが発売され、初期に使用されたロゴを採用しています。
また、75周年を記念して1996年には漆とワニ革で外装を施したロイヤルモデルも誕生しています。
使用されているレンズは、カールツァイスのプラナー80mmF2.8です。
2001年に発売したROLLEIFLEX 2.8FXとは外装のデザインが異なるだけで、内部のスペックなどに変わりはありません。
アクセサリーも昔のものが使用できるものがあるので、すでにRollei ROLLEIFLEXシリーズを持っている人にとっては、2台目として迎え入れるのもおすすめです。
中古市場でも根崩れることなく人気の高いRollei ROLLEIFLEX 2.8GXは、二眼レフファンのみならずクラシックカメラファンにとってもニーズの高いカメラと言えるでしょう。