1953年に発売されたRolleiの二眼レフカメラ ROLLEIFLEX 2.8Cは、ROLLEIFLEXの完成形とも言われるくらいROLLEIFLEXを語る上では欠かせないカメラです。
このモデルから、カールツァイスのプラナー80mmF2.8とシュナイダーのクセノター80mmF2.8が装備となりました。
初期のカメラには、クセノターのみの利用が可能で、1954年以降はプラナーの利用もできるようになりました。
また、後継機からは二重露光防止の機能も搭載しています。
Rollei ROLLEIFLEX 2.8Cにはピントノブが大型になったことや反射防止枠が取り付けられたこと、絞りやシャッタースピードのダイヤルにロックがついたなど、さまざまな改良がされました。
絞り羽根は10枚でほぼ円形となり、撮影描写が他機種と異なる点でも人気があるカメラです。
裏蓋を閉じたままではノブを上げられないように設定されているので、誤操作をすることはありません。
また、オートマット方式なので、フィルムの厚みを感知して自動的に巻上げを行い、いつでも撮影可能な状態にします。
このモデルでは、さまざまな改良がされたことによってRollei ROLLEIFLEX 2.8Cは人気の高いカメラとなりました。
二眼レフ好きだけでなくオールドレンズファンにとっても魅力的なカメラであり、一度は手にしてみたいとファンなら考えます。
そのことから、中古市場でもニーズの高いモデルと言えるでしょう。