Rolleiの二眼レフカメラ ROLLEICORD Vb は、1962年にROLLEICORDシリーズ最終型として発売され、1977年まで生産が続いたカメラです。
このモデルではフィルム巻き上げは変わらずノブ式ですが、ROLLEIFLEXのデザインと同様のピントを合わせるノブは左側に変更となりました。
カメラには露出計はついていませんが、背面にはイラストの記載があり、露出の目安が書かれています。
ROLLEIFLEXと比べると、ROLLEICORD Vbのデザインは無駄のない作りでスタイリッシュです。
また、Va、Vbのみに装着可能な画面切り替えアダプターを取り付ければ、5種類の撮影画面に切り替えが可能です。
このオプションを付けることで、撮影の幅が広がることから、プロの写真家から大変人気があります。
今まではピントフード前面部分に3個のピン穴がついていましたが、この機種からは着脱式へと変更しています。
レンズはシュナイダー製のクセナー75mmF3.5で描写力が高く、立体的に映し出すのでスナップ写真や風景の撮影にもピッタリです。
Rollei ROLLEICORD Vbは、多くの写真家から愛され、発売から数十年以上経っても人気は衰えることのないカメラです。
そのことから、中古市場でも人気が高く中々値崩れしません。
ROLLEICORD Vbは、クラシックカメラファンだけでなく、オールドレンズ好きのコアなファンまで欲しくなる1台でしょう。