
二眼レフカメラの元祖とも呼ばれているRolleiは、1920年にドイツのベルリンで設立されました。
ROLLEICORDシリーズは、6cm×6cm判でROLLEIFLEXシリーズの下位モデルとして位置づけられています。
ROLLEICORD IV は1952年に発売されましたが、約2年後にROLLEICORD V型が発売されたので生産台数自体は大変少ないです。
軽量化されたボディ、レンズはカールツァイスからシュナイダー製のクセナー75mmF3.5へと変更し、下位モデルとは思えないクオリティの高いカメラです。
ボディの重さでいうとRolleiflex 2.8Cの重さは1,200gと撮影シーンを考えると重さが気になりますが、ROLLEICORD IV のボディは840gと二眼レフカメラの中でも軽量になります。
シンプルで操作性の高い設計がされているので、プロの写真家も愛用しています。
ROLLEICORD IVは従来のシリーズより巻上げノブが大きくなり撮影が行いやすくなりました。
また、内面反射防止用のバッフルが装備され、より描写力も向上しています。
ROLLEIFLEXの下位モデルと思っていると、想像以上の撮影のしやすさと写真のクオリティに驚かされます。
中古市場でも人気は衰えること無く、高値で取り引きされています。
二眼レフを試してみようと考えている人や、まずはどんなものかを触ってみたいと考えているクラカメファンにとって一度は手にしたいカメラです。