RolleiのWide-Angle Rolleiflexは1961年に発売された中判二眼レフカメラです。
ワイドローライの略称を持ち風景写真を撮るために特化して設計され当初はプロ用として発売されました。
レンズ構成が6群7枚構成のカール・ツァイス製のDistagon 55mm F4が装着されています。
最短撮影の距離は60cm、35mmで換算すると30.25mm相当で、画角は71度の広角レンズです。
シャッターはシンクロコンパーMXVを搭載されており、シャッター速度はB・1~500秒です。
ワイドローライの大きな特徴とされるのが光学レンズを搭載した透視ファインダーで、広角のレンズと同じ画角で視野確認できるため目測でピント調整し露出を合わせるだけでスムーズに撮影が行えます。
その名の通り、ワイドなアングルで臨場感のある壮大な写真を撮ることができるWide-Angle Rolleiflexは約2900台と生産台数は少なく、大変希少であり高価格で取引されている入手の難しい機種です。