Rolleiflex Tは、1958年に発売された中判二眼レフカメラです。
最高級レンズを使用するRolleiflexと、比較的安価なレンズを使用するRolleicordとの中間的な位置付けとして210万台発売された普及機です。
中間的な位置付けと表しましたが写りはやはりRolleiflexならではのその場の空気感まで一緒に切り取るような自然で美しい仕上がりとなっています。
小さくて軽いので携行しやすくポートレートなど普段使いには非常に適しています。
クランク式巻上げで、フィルムを装填する際はスタートマーク方式です。
レンズにはSchneider社製のXenar とCarl Zeiss社製のTessarを搭載したモデルが存在し、Schneider社製のXenarを搭載しているモデルは比較的少ない生産台数です。
75mmの明るいF値3.5のレンズは、どんなシーンでも思い通りの作品を生み出すことができるでしょう。
このカメラは写真家の川内倫子氏も愛用しているとも知られており、プロのカメラマンからも評価の高い一台です。