1959年頃に発売されたRolleiflex 3.5F Planarは6×6cm判フィルムを使用する二眼レフカメラです。
Rolleiflex 3.5Fには、レンズの種類がPlanarとXenotarの二種類があります。
シュナイダー社製のXenotarと大きな違いはないとも言われていますが、鮮やかな描写が魅力のCarl Zeiss製のPlanarを搭載した機種は大変人気があります。
3.5Fは75ミリレンズですので、2.8Fに比べると少し明るくて広角です。
絶妙な焦点距離での撮影ができるためフレーミングを決めやすく、ファインダーにあるルーペで細かなピント合わせも快適に行えます。
2.8Fのカメラよりもレンズが比較的小さくて軽く、シャッターも軽いため街角の風景のようなスナップ撮影をするのにも非常に優れています。
ミラー駆動のショックも軽減され、持ったままの状態でも低速シャッターを切ることが可能です。
1965年頃からは220フィルムにも対応しました。
1979年頃までのロングセラーとなり、初期のモデルと後期のモデルとで仕様に違いがあるのもクラッシックカメラファンならではの楽しみ方です。
二眼レフカメラの元祖であるRolleiflexは中古市場において値崩れしにくい根強い人気のカメラです。