RICOH GR1は1996年にリコーから発表された、伝説とも呼ばれる最高峰のコンパクトカメラです。
ポジフィルムの使用を前提に開発されたプロ向けのフラッグシップモデルで、一眼レフカメラ以上の性能をコンセプトに設計されており、その描写力はコンパクトカメラの域を超えた高い性能を誇ります。
このカメラの最大の特徴ともいえる4群7枚構成のGRレンズ28mmF2.8は、非常に高性能なレンズとして知られており、その描写力は並の一眼レフをはるかに凌駕する高い性能を備えています。外装部品はマグネシウム合金が使用され、高い堅牢性と軽さの両立を実現しており、プロの撮影現場といった過酷な環境下でも十分にその能力を発揮します。
当時の高級コンパクトカメラといえばチタンのボディが主流であったにもかかわらず、より実用的なマグネシウム合金を採用している点は、高級感ではなく実力で勝負をするリコーの意気込みが感じられます。
コンパクトな本体サイズながら、一眼レフを凌駕する性能で最高峰のコンパクトカメラの地位を確立したRICOH GR1は現在でもその人気は衰えることがありません。
今もなお多くの写真家に愛され続けている至高のカメラです。