RICOHは、1930年代頃よりカメラの製造を行った日本の老舗カメラーメーカーの一つとして数々の名機を輩出してきました。
コンパクトフィルムカメラの製造においてもいち早く取り組んでいたRICOHですが、ただコンパクトなだけではなく描写力や操作性を追求した独自の機構でユーザーの評価を集めていました。
1994年に発売されたR-1では、従来の他社機では難しいとされていた巻き上げ部分までボディを薄くすることで更なるコンパクト化を果たし、その小さな35ミリカメラのボディに高性能なファインダーを搭載する等革新的な戦略で国内外からの注目を高めたモデルとなりました。
そして、R-1のコンセプトを踏襲しつつ、より高度な性能を持つGRシリーズによって高級コンパクトフィルムカメラとしての地位を確立することとなりました。
GRシリーズが発売されたのはカメラがデジタルへと移行しつつある1990年代、フィルムカメラの集大成とも言えるモデルが生まれました。
高級コンパクトカメラブームでもあったこの時代には、他社からも様々な機種が登場し、大手主要メーカーを抑えRICOHのカメラが他社を凌ぐ要因となったのは一眼レフカメラ以上の実力を備えていることにありました。
広角で描写力の高いレンズを搭載し、堅牢であり操作性も良く、コンパクトであることは、全ての理にかなった魅力的なカメラ。
プロのカメラマンにも多く愛用されており、現在の中古市場でも高値で取引されている人気のカメラです。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | GR1V | 2001年 |
2 | GR1 | 1996年 |
3 | GR21 | 2000年 |
4 | GR1s | 1998年 |
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