Rectaflex S.p.A Rectaflex 1300は、1952年にイタリアのRectaflex S.p.A.社が発売した一眼レフフィルムカメラです。
中古カメラ市場に出回ることがあまり多くなく、希少価値の高い一台です。
この時代としては早い段階でペンタプリズムを取り入れ、そのカバーには「Rectaflex」が刻まれています。
最大の特徴は、マウントできるレンズのラインナップが多いことです。
バヨネットマウントによる交換式でフォクトレンダー、ツァイス、シュナイダー、ガリレオ、シュタインハイルなどなど、名だたる銘玉を作った会社のレンズを装着できる魅力的なカメラ。
これ一台でさまざまなレンズや撮影方法が楽しめます。
シャッターはフォーカルプレーン式でシャッタースピードは最速1/1300秒と、当時のほかの名機と比べても高速です。
ファインダー内の焦点板には既にピント合わせ用のスプリットが付いているなど、Rectaflex S.p.A社の技術の高さがうかがえます。
シャッタースピードダイヤルは押し上げないと回せないため、撮影中に誤って手に触れる心配もありません。
ミラーはシャッターレリーズにより押し上げられ、離せば元に戻るクラシカルなつくりを楽しめます。
イタリアのおしゃれで高性能なカメラは希少価値が高いこともあり、カメラ愛好家のなかでも注目される一台です。