
Polaroid 600SEはポラロイド社が発表したポラロイドカメラの中で、報道向けのカメラとして開発されたフラッグシップモデルとなっています。
マミヤプレスがポラロイドにOEMとして出していたことから、マミヤプレスの外観に非常に似ており、アダプターを使用することでマミヤプレスのレンズ群を使うことができます。
このカメラの特徴が、さまざまなサイズのフィルムオプションが用意されている点で、フィルムバックを変えることで600フィルムだけではなく、669フィルムやカラープリントの690フィルム、白黒プリントの664フィルムや667フィルムといった多彩なフィルムを使用することが可能です。
そして、標準で搭載されているMamiya 127mmF4.7のレンズは交換することが可能で、75mmF5.6やポートレート用の150mmF5.6といったレンズを状況に応じて使い分けることができます。
また、調節可能なハンドストラップ付のハンドグリップやアルミダイキャスト製のボディなどプレスカメラとして高い操作性と耐久性を兼ね備えています。
ポラロイドカメラのフラッグシップモデルとして高い性能を備えているPolaroid 600SEは、発表当時は非常に高価なカメラでしたが、現在の中古市場では比較的手ごろな価格で手に入れることができるため、プロが使用していたポラロイドカメラを、今では気軽に体験することが可能となっています。