
PHASE ONE P40は、P65の前のモデルとして発売されたデジタルバックです。
P65との共通点は、カナダのダルサ社が開発した「Sensor+」を搭載しており、これにより豊かな階調表現とISO3200までの高感度を実現しています。
画素数は3900万画素でSensor+時のシューティングは秒間1.8コマであり、当時史上最速のキャプチャースピードでした。
解像度は7216×5412です。
大型CCDによってさまざまな撮影シーンに対応するオールマイティな機種といえます。
P65+が登場するまで、中判デジタルの最上位に位置したデジタルバックのため、主に広告写真などの分野のプロフォトグラファーが愛用するなど支持を集め、仕上がりのクオリティは抜群です。
撮影をした後にCapture One Proを使えば、フルスペックで風景写真を撮影したり、スペックダウンして階調を生かしたりと、コントラスト調整やモノクロ変換、アオリなどの変形も意図的にさまざまに実現できます。
また、各種セッティングや画像の確認などは、液晶パネル周辺の4つのボタン操作で簡単に出来る、Mamiyaのスタンダードな操作方法であり、Pシリーズを使っていればすぐに慣れるはずです。
35mm一眼デジタルカメラでは表現できない、中判デジタルならではのダイナミックレンジを余すことなく実感できるデジタルバックこそ、PHASE ONE P40の魅力なのです。