Petri Cameraは1900年代初頭に「栗林製作所」として操業を開始した、日本のカメラメーカーです。
社名の由来は、海外への輸出を意識して新約聖書の聖ペトロから命名されたといわれています。
現在のコニカミノルタに次いで日本のカメラ業界に参入を果たし、当時高価だったカメラを安価に提供していました。
1950年代後半には「ペトリペンタ」として一眼レフカメラを発表し、現在でも中古が出るとすぐに買い手がつく程人気があります。
「栗林製作所」は1970年代に一旦倒産し、その後「ペトリ工業株式会社」として復活してからは、精密機械器具の製造を続けています。
「ペトリペンタ」にはAE自動露出機構を搭載したFTEなどがあり、レンズも同社製品のPETRI C.C Aout 55mmF1.4が装着されるなど、マニアにはたまらないレアカメラです。
Petri Cameraは、発売当初から不具合のあるものが多かったようですが、安くて良いものを作りたいと高級カメラが犇めく時代に敢えて購入しやすいよう安価で販売されていた点に健気さが感じられます。
そのため、熱心なマニアも多く、状態のよいものであればさらに高値が期待できます。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
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1 | PETRI V6 II | 1966年 |
2 | PETRI FA-1 | 1975年 |