PENTAXから発売された、ブローニーサイズの銀塩フィルムを使用する中判一眼レフカメラが『67』です。
銀塩フィルム時代の星景写真や星空撮影用として人気を博したカメラであり、長きにわたって根強い人気を誇っています。
中判カメラであるだけに大ぶりで、重さもあるカメラですが、その分安定感があり、落ち着いた撮影シーンにはぴったりです。
また、星景写真や星空撮影のシーンでは極寒になることも多く、そういった状況下でも見事に稼働するタフさも持っています。
レンズのラインナップも非常に豊富で、自分好みのレンズが選べるのも魅力です。
これまでの中判カメラでは大きいフィルムを使う際には、フィルムバック内でのフィルムの浮きが起こりがちでした。
しかし、67にはフィルム裏蓋内にフィルムを裏側から吸引する加工がされている為フィルムが浮くことはありません。
撮影中にフィルムが平面性を保てることで、隅々までシャープな画作りを可能にしました。
さらに、湿度の高い日本の環境にも対応できるよう、乾燥空気をカメラ内に送り、フィルムの部分的な浮きも防止しています。
PENTAXの67にはどんな環境下においても、カメラマンの画作りを全力でサポートする気配りが感じられるカメラです。