PENTACON SIXは東ドイツのツァイス・イコン社が1966年に発売した6×6の中判一眼レフカメラです。
35mmのフルサイズをそのまま大きくしたような形であり、グリップがよくがっしりと握れる。
中古カメラ市場でも大変人気があり、本機のファンが多く活発に売買されています。
ほとんどと言っていいほど標準でついている、カールツァイスイエナの銘玉ビオメターが低価格で楽しめることが本機最大の特徴です。
このレンズのためにカメラを探す人もいます。
他にも広角レンズのフレクトゴンなどの「ペンタコンシックスマウント」であればドイツの高性能レンズが堪能できます。
これらは非常によく写り、その場の空気をそのまま切り取ったかのような臨場感あふれる描写は圧巻です。
ウエストレベルファインダーから見える6×6の被写体は迫力があり、大変美しくクリアに映し出されます。
標準で露出計はついていませんが、TTLファインダーに交換すればTTL測光が可能です。
シャッタースピードは最速1/1000秒と申し分なく、機械式シャッターであるため電池も不要。
裏蓋はちょうつがい式で開くため、フィルム交換も簡単にできます。
撮りたい時にすぐ撮れる高性能レンズを備えたPENTACONシリーズは、今でもカメラファンの間で高値の取引が期待できる商品です。