Otto BerningのROBOT ROYAL 36Sは、ドイツのロボット・バーニング社によって発売された、ROYAL mod.IIIの後継機であるレンジファインダーフィルムカメラになります。
大柄で重厚感があり、手になじみやすいうえにグリップ感が良く、全体的に丸みを帯びたフォルムが特徴的です。
シングルショットを専門とするROYAL 36と比べ、連写が可能になったカメラ。
その名の通り、正面から見て左ボディにある王冠マークがデザインの特長であり、シングルか連写かを選択できるレバーも付いています。
スプリングモーターによる自動巻上げ機能が付いており、ボディ底面のスプリングを左右もしくは一方方向に回すとスプリングがチャージされる仕組みです。
このスプリングを巻く音を好むファンも多く、クラシックカメラ愛好家にはたまらない一台。
スプリングをフルチャージで撮影すると、最高16枚のシャッターが切れるため十分に連写できます。
シャッタースピードは最速1/1000秒、連写すると5コマ/秒の写真が撮影可能です。
レンズはカールツァイスやシュナイダーからも供給され、ラインナップは豊富。
もちろん、銘玉から写し出される写真はどれも素晴らしく、味わい深い色や細かいディテールまで鮮明に再現します。
クラシックカメラのなかでもシンプルでメカニカルなカメラは需要も高く人気です。