Otto BerningのROBOT RECORDER 24は、名称のとおり「記録用」としてドイツのロボット・バーニング社によって開発された24×24レンジファインダーフィルムカメラです。
フィルムサイズは正方形の独特なサイズであり、ファンのあいだでは「ロボットサイズ」とも呼ばれています。
ボディサイズはコンパクトで軽く、持ち運びにも便利。
「ウォーカメラ」として戦争の記録用でつくられた背景があり、シンプルでファインダーもついていないため外付けのファインダーを取り付ける必要があります。
巻き戻しダイヤルがなく、現像する暗室で巻き戻すことを前提としてつくられているタイプも存在します。
フィルムのセット方法が少し変わっているのもファンにとっては魅力的なポイントです。
裏蓋を開けるとフィルムマガジンがセットされており、そのなかのスプールにフィルムを巻き付けます。
巻き上げは自動巻上げ機能がついていて、シャッターを切る度に次のコマまで巻いてくれる優れものです。
シャッターはロボットカメラ特有のスプリング式ゼンマイになっており、スプリングをチャージすることでシャッターが切れる仕様です。
ドイツの戦時中のカメラは希少価値が高く、コレクターのあいだでも人気がある商品です。