Olympusflex Iは1952年に発売されたOLYMPUS社の初代二眼レフフィルムカメラです。
当時の初任給の約6ヵ月分以上という、とても高級な一台でした。
ローライフレックスとよく似たデザインで落ち着きがあり、側面には銀のフレームをあしらうなど丁寧な仕上がりです。
二眼レフカメラではおなじみのウエストレベルファインダーを使用しますが、アイレベルファインダーも付いています。
ボディ前面にシャッターボタンが設けられていますが、他のカメラと違いボディ上部にあるためアイレベルファインダーをのぞきながら押しやすいつくりになっています。
シャッターボタンはロックできるため、誤って押してもフィルムを無駄にする心配はありません。
絞りとシャッタースピードを調整するダイヤルが片側にあるため、片手での素早い操作ができます。
多重露光で幻想的な撮影も可能であり、側面にあるダイヤルですぐに切り替えられます。
評価の高いズイコーレンズ75mmF2.8で撮れる写真は、フィルムでありながらビビットな色合いが堪能できます。
底面の金具をずらせば裏蓋は簡単に開き、フィルムの装填もしやすいつくりです。
OLYMPUSの希少な二眼レフカメラは人気があり、中古カメラ市場で高い売値が期待できるでしょう。