
35mmフォーカルプレーンシャッター機において、世界で初めて全速同調フラッシュ撮影を可能にしたことで、世界中からの注目を集めたOLYMPUSのOM-4。
OM-4の性能をすべて受け継ぎ、チタンボディを採用して1986年に発売されたのがマニュアルフォーカス一眼レフカメラ『OM-4Ti』です。
OM-4Tiのボディは、チタンの色がそのまま活かされた美しいシャンパンゴールドが特徴で、チタン特有のタフで高級な質感が味わえると高い評価を得ています。
また、OM-2流れを汲んでいるOM-4 Tiは、OM-4と同じく電子制御のカメラとしての高い機能性も誇っているのです。
さらに、OM-4 Tiではストロボ撮影時の新機能も追加されています。
これまでのフォーカルプレーンシャッターでは、シャッターが全開する同調速度以下でなければストロボ撮影が行えないことが問題視されていました。
しかし、OM-4 Tiに新しく搭載されたスーパーFP発光を使用することで、ストロボの発光時間を長くできるようになったのです。
これにより、高速シャッター時でもストロボ撮影が行えるようになりました。
OM-4Tiには、1989年にはブラック塗装バージョンも発売され、どちらのカラーであっても中古市場では好評を博しています。