OLYMPUS OM-4は1984年に発売された、フィルム一眼レフカメラです。
絞り優先AEと電子式布幕横走りフォーカルプレーンシャッター機です。
露出計にはマルチスポット測光を採用しており、最大で8回ものスポット測光を可能にしています。
スポット測光はプロ向けといわれていますが、測光結果を1回ずつ記録し、そこから算出して的確な露出を割り出していく方法はプロだけでなく幅広く普及しました。
シャッターには横走布幕フォーカルプレーンシャッターが採用されており、シャッター速度はマニュアル時がB・1〜1/2000秒、AE時は60〜1/2000秒とこれまでのシリーズでは最速を記録しました。
ファインダー視野率はおよそ97%、倍率はおよそ0.84倍で、ファインダー内の表示が液晶に改良されました。
レンズマウントにはオリンパスOMマウントで、国産レンズの銘玉『Zuiko』の交換レンズのラインナップも豊富です。
OLYMPUS OM-4は、OLYMPUSのフィルム一眼レフの最高峰ともいわれているカメラです。
ボディのみで市場に出ることも多いですが、レンズも単体で出るケースも少なくはなく、いずれの場合も高値がつきやすい大変人気のカメラです。