
Nikon FMは、1977年に発売されたマニュアルフォーカスの一眼レフカメラで、FMシリーズの初代モデルです。
FM自体のフィルム巻上げは、一作動レバー式であり巻戻しも手動ですが、モータードライブが同時に発売されており、装着することでスピーディーなフィルム装填が可能です。
Nikon FMのファインダー視野率は93%で、ペンタプリズムが採用されています。
シャッタースピードはB・1〜1/1000秒で、機械式金属縦走りフォーカルプレーンが使われています。
衝撃吸収用エアダンパーがクイックリターンミラーに付いているのも、Nikon FMの特徴です。
発売当時の価格は、ボディのみであれば6万円強でしたが、レンズ付きではニッコール50mmF1.4とニッコール50mmF2などとセットになったモデルも販売されており、当時の価格は8万円~9万円程度でした。
また、マウントはニコンFマウントですが、機能が制限されるものの非Aiレンズの装着も可能な点でも需要があります。
Nikon FMは本体重量が600gを切っており、35mmフィルム一眼レフカメラとしては程よく使いやすいサイズです。
Nikonは全体的に人気が根強く、シリーズの初代でもあるFMは中古市場でも人気機種のひとつです。
ニッコールレンズとセットになっているモデルであれば高値がつきやすいですが、ボディだけでも人気です。
モータードライブなどのアクセサリーとニッコールレンズとのセットであれば、さらに高値での買い取りが期待できるカメラです。