Nikon F4Eは、NikonのFシリーズの一眼レフカメラとして1991年に誕生したモデルです。
今ではバッテリー充電式が主流ですが、当時の一眼レフカメラは電池式がメジャーでした。
当機種でも、マルチパワーバッテリーパックMB-23を筐体の底面に装着し単三電池6本を使用します。
F4はバッテリーパックの仕様の違いでF4、F4S、F4Eの3機種があり、F4Eは中でも一番大きなバッテリーパックで電池の出し入れが容易に行える造りになりました。
また、マルチパワーバッテリーパックMB-23をMB-20に付け替えるとF4になります。
同類型であるF4Sとは機能的にほぼ同スペックで最高コマ速5.7駒/秒の巻き上げスピードを備えています。
歴代のF3シリーズからの改良点として特筆すべきは、オートフォーカス機能を搭載した点で、簡単にピントの合ったきれいな写真を撮影できるようになりました。
他にも、多彩な露出制御機能を取り入れることで、様々なシーンに対応。
中央部重点測光、分割測光やスポット測光も兼ね備え、被写体の明るさで絞りや感度を適正に感知し美しい描写が実現できます。
サイズは、幅168.5mm×高さ138.5mm×奥行76.5mm、質量1.28Kgと若干重めですが、フィルムカメラでAFを楽しむならお勧めの機種です。