
Nikon F301は、1985年に発売された一眼レフカメラです。
Nikonとしては初となるイージーローディングが採用されたモデルであり、モータードライブも内蔵されています。
翌年に発売されたF501とは兄弟機ですが、F301の方にはAF機能は装備していません。
視野率は92%で、ファインダーにはスプリットマイクロ式が採用されており、ピント合わせがしやすいカメラです。
シャッタースピードはB・1~1/2000秒で無段階、ピント調節はマニュアルで、露出制御は高速プログラムAE、マニュアル、絞り優先AE、標準プログラムAEの4種類の設定が可能です。
Nikon F301のフィルム巻戻しは手動ですが、フィルム巻上げのほうは内臓ワインダーによる自動巻上げが可能です。
カメラ好きであれば、フィルムの巻上げや巻戻しの作業も楽しみのひとつという人も多いのではないでしょうか。
巻戻しを十分確認してからカメラの裏蓋を開ける緊張感、無事フィルムを取り出せたときの安堵感は、フィルムカメラでなければ堪能できない贅沢な時間です。
Nikon F301はボディのみは570gと、手持ち撮影での手ブレが考慮できる手頃な重量です。
デジタルカメラからフィルムカメラに挑戦したい人にとって入門しやすいカメラであり、安定した買い取り価格が期待できるカメラです。