NikonD850は2017年9月に発売されたフルサイズ一眼のハイエンドモデルです。
公式サイトでの序列では、この機種の上にDfとD5がありますが性能的にはプロフェッショナル向けのD5の次に位置し、実質的にコンシューマー向けの最上位機種とも言えます。
D810の実質的な後継機と呼べる機種ですが、後継機と呼ぶにはあまりにも大幅な進化を遂げています。
Canonの5Dの対抗馬という位置づけがふさわしく最新モデルの5D MarkIVより後発の発売ということもあり、機能面でより先を行く点が多々あります。
イメージセンサーはD810の3635万画素から大幅にアップし、4575万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載。
より高画素化が進んだにも関わらず高速連写性能もD810の秒5コマから秒7コマへ高速化しています。
また高画素化すると高感度性能の限界が低くなりますが、D810より常用ISO感度が向上しISO25600まで対応しています。
このほか、4K動画撮影への対応やタッチパネル対応の可動式液晶、WI-Fi、Bluetoothを搭載するなど、最近のカメラのトレンドを惜しみなく投入したモデルとなっています。
フラッグシップ機のD5と同等の機能まで組み込まれているハイエンドモデルで、発売からやっと1年を過ぎたばかりということもあり、ボディ単体で38万円代と高価なカメラです。
しかし、ライバルのCanon 5Dはもちろん、フラッグシップのD5も超える性能を持ち、その性能はもちろん画質面でも非常に評価が高く値段以上に満足感の高い1台と言えます。