Nikonから2009年5月1日に発売されたD5000は、レンズ交換式一眼レフレックスタイプのデジタルカメラです。
2008年発売のD60の後継機で、これまで2桁の数字がつけられてきたエントリーモデルの初めての4桁名のモデルです。
Nikonのデジタル一眼レフとしては初めて2.7型のバリアングル液晶モニターを採用したモデルで、撮影アングルを自在に調整できるようになりました。
モニターは、23万ドットのTFT液晶を採用し、上下・左右に回転して使用でき撮影の幅を広げてくれます。
液晶が大きくなったことで、ボディサイズはD60と比較しても大きく、重さもD60の495gに対して560gとなっています。
ですが、しっかりと握れるようグリップがある為ホールド感は十分ですし、機能面を考慮すれば軽量でコンパクトなカメラです。
D300やD90と並ぶ有効画素数1230万画素のメガピクセルCMOSセンサーを搭載し、約4コマ/秒の連続撮影が可能となっています。
また、ISO3200の感度で人物の表情など微妙な変化を捉えることができ、明暗関係なく綺麗な写真を収めることができるのです。
11点AFに加えて、ライブビューでの撮影時には顔認識AF・ワイドエリアAF・ノーマルエリアAF・ターゲット追尾AFの4種類のAFモードがあります。
特に、狙った被写体だけを追い続ける「ターゲット追尾AF」が搭載されていることで爽快なフォーカシングでリアリティのある描写力が可能です。
初心者の方でも安心の機能になっているため、微妙な調整も必要ありません。
シーンに合わせた撮影も可能で、夜景や風景といった撮影モードの切り替えも実現しています。
画像編集機能も充実していて撮影後の編集で多彩なアレンジができます。
そのほか、シャッター後の動作速度を落とし操作音を抑える静音撮影モードを搭載しました。
動物や赤ちゃんの寝顔を撮る時にも嬉しい機能です。
動画撮影機能もありHDMI端子を介して撮影したが動画をHDTVで楽しむこともできます。
野外での撮影に向いている機種で、高速撮影可能な点から、野鳥の撮影や運動会等での動体撮影も快適です。
耐久性も申し分ないことから、長く愛用できます。
エントリー機でありながら惜しみなく搭載された優れた機能と操作性の良さから初心者の方にも大変人気のあるカメラです。