Nikon D3Sは、2009年11月27日に発売されたフルサイズCMOSセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラです。
市場価格は50万円前後と高額でしたが、価格に恥じないくらいの高性能を誇りました。
発売から10年近く経った今でも、色あせないプロユースの名機として高い評価を得ています。
最大の特徴は超高感度性能です。
より多くの光をフォトダイオードに当てられるように、マイクロレンズは溝のないものを採用し効率のよいセンサーで常用感度域は最大でISO12800まで対応できます。
Hi3(ISO 102400相当)まで増感しても、ノイズレスかつディテールを残せるほどの超高感度です。
ほぼ真っ暗に近い場所でも、手持ち撮影が可能なレベルのシャッタースピードを確保できます。
動画撮影の性能も高く、高感度でクオリティの高い映像が制作可能です。
これだけの高性能にも関わらずバッテリーの持久力も素晴らしく、ライブビューや動画を使用しても十分長持ちします。
操作性にも優れており、おおよその設定を指先で直感的にコントロールできます。
設定でもたつかないので、シャッタースピードを逃さずベストな瞬間を捉えられます。
さまざまな環境への順応性と優れた描写力を兼ね備えた名機で、プロとしてさらに活躍したい人におすすめです。