
Miranda Camera MIRANDASENSOREX Cは、1970年にミランダカメラ社が発売した35mm一眼レフフィルムカメラです。
1966年発売のMIRANDASENSOREXを改良した機器であり、交換式ペンタプリズムの頭にホットシューを取り付け、フィルム巻き取りスプールをクイックローディング型にしました。
ペンタプリズムカバーに星のようなモチーフが飾られているデザインが特徴的です。
CdSを使用したミラーメーターによる中央部重点測光を採用し、クイックリターンミラーにはキレイなスリットが刻まれています。
レンズ交換時は正面にあるダイヤルでレンズの開放F値を設定して開放測光します。
ファインダー内にはマイクロプリズムが入っているためピントも合わせやすく、シャッター速度と絞りに連動した指標も確認できるため、目を離すこと無く撮影が可能です。
機能は一通りあり、シャッタースピード最速1/1000秒、セルフタイマー、レリーズボタンはボディ前面にあります。
裏蓋を開けるときは両手で作業しないと難しく、左端の出っ張った金具を押してピンを押し上げるという特殊な操作で開けられます。
クラシックカメラ愛好家であれば、ほかのカメラと変わった要素も好まれるポイントです。
Miranda Cameraのなかでも大変人気のあるカメラは、時代が変わってもファンのあいだで注目される一台になります。