Miranda Camera Miranda Bは、1958年にミランダカメラ株式会社によって発売された35mm一眼レフフィルムカメラです。
国内限定販売のミランダ社で初めてクイックリターンミラーを搭載した機種になります。
外観はほとんどMiranda Aと見分けがつかず、唯一異なる点はペンタプリズムカバーの革張りが人工皮革になっていることです。
フォーカルプレーンシャッターで、シャッタースピード最速1/1000秒、交換式ファインダーで視野率96%とクリアで見やすくなっています。
シャッター音は驚くほど小さく静かであり、押したあとの「ストン」と響く余韻が心地よく感じられます。
ミラーショックもかなり弱く、手持ち撮影時のブレの心配もありません。
これらの特長から、スナップ撮影や自然界における動物などの撮影においてアドバンテージを持つカメラです。
レンズマウントは世界中のあらゆるレンズをマウントできる特徴を持ち、往年の銘玉達を心ゆくまで堪能できることは、このカメラの大きなポイントのひとつになるでしょう。
そのため、当時は舞台写真家などプロの賛辞が多く、数々の現場を支えてきた名機です。
高い実用性を備えたカメラは、プロも含めた多くのファンに愛され続け、中古カメラ市場において話題となる一台です。