Miranda Cameraは、1957年に前身のオリオン精機産業有限会社が改称し生まれたカメラメーカーです。
開発を行ったのはロケットやジェット機の開発に携わった技術者たちでした。
先端技術の技術者たちは「35mmカメラの理想はペンタプリズム付きの一眼レフである」といった確信のもとに一眼レフカメラの開発を行います。
1954年に発表されたペンタプリズム一眼レフカメラのフェニックスカメラを元に市販するカメラとして作られたのがミランダTです。
ミランダTは国産初の一眼レフカメラとして人気を博し、その後全46機種生産し堂々たる地位を築いていきます。
ミランダTのシャッターは、高速と低速が一軸二系統で回転するのが特徴ですが、高速側でセットした速さにかかわらず、低速優先で作動します。
他のメーカーは高速優先で作動しますので、低速優先はMiranda Cameraならではの特徴です。
また、作動フィーリングも素晴らしく、静かでスムーズな巻き上げを可能にしたカメラです。
1960年に生産が終了しているにもかかわらず、長く使えるカメラとしてのタフさを持ち、半世紀が経過しても問題なく作動するものが多いのは驚きです。
国産初の一眼レフは魅力的で、中古機市場の買取でもまだまだ人気の高いカメラメーカーです。
Miranda Camera フィルム 一眼レフMF はこちら
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | Miranda T | 1955年 |
2 | Miranda A | 1957年 |
3 | Miranda B | 1958年 |
4 | Miranda C | 1959年 |
5 | MIRANDASENSOREX C | 1970年 |