フィルムカメラ二眼レフのMamiyaは、マミヤCシリーズとして1956年に当時のマミヤ光機から発表されました。
プロ向けの二眼レフとして設計され二眼レフカメラで唯一レンズが交換できる革新的なカメラです。
一般的に、二眼レフカメラはその構造上レンズを交換できるようにするのが難しいとされていました。
しかしMamiyaでは、剛性の高い1本のワイヤーでレンズと本体を結合するという今までにない独自の発想によってこれを実現したのです。
単純な機構ですが耐久性や気密性は非常に高く、今現在でも光漏れも一切起こさずに活躍している機体が数多くあるほど信頼性の高い仕組みです。
また、蛇腹とラックピニオンギアを使用したピント合わせ機構についても言及するべきでしょう。
ボディの左右についているノブを回すことによってレンズを繰り出すことができ、それによってピント調節を行います。
この機構を利用することで近接撮影も可能になり、当時としては非常に画期的な機能でした。
このピント合わせ機構は後々のマミヤ製のフィルム一眼レフにも取り入れられることになります。
世界で唯一のレンズ交換式二眼レフカメラとして確固たる地位を確立したフィルム二眼レフのMamiyaは世界中で多くの写真家に愛用されています。
メイドインジャパン最後のフィルム二眼レフとして今でも中古市場で人気のあるカメラです。
番号 | 日本名 | 発売年月日 |
---|---|---|
1 | Mamiya C220 Professional | 1968年 |
2 | Mamiya C330 Professional | 1969年 |
3 | Mamiya C330 Professional F | 1975年 |
4 | Mamiya C330 Professional S | 1983年 |
5 | Mamiya C330 Special Selection | 1996年 |
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