MAMIYA 6はマミヤ光機により1940年から1958年にわたり発売された、6×6もしくは6×4.5の中判スプリングレンジファインダーカメラです。
全部で14種類にのぼる型が発売され、マミヤ中判カメラの基礎を築いてきました。
レンズの銅鏡を蛇腹にすることでカメラを折り畳むことができ、コンパクトサイズで持ち運びやすい特徴があります。
他のスプリングカメラと違い、レンズではなくフィルム版を前後させることでピントを合わせるバックフォーカスを採用。
ホールドした際の右手親指に位置する調節ネジを回すだけでピントを合わせられる操作性も優秀です。
1955年に発売されたMAMIYA 6・オートマットは中判スプリングカメラの中でも世界で初めてセルフコッキングを搭載した歴史的一台であり、今では当たり前となっていますがフィルム巻上げと同時にシャッターチャージを可能にしました。
型によってはフィルム巻上げ時に次のコマで停止する自動停止機能がついていたり、シャッターを切った後ファインダー内に赤い標識が映る、二重撮影防止機能がついているものもあります。
レンズは定評の高いMamiyaオリジナルのセコールレンズか、オリンパスのズイコーレンズが使用され、どちらも高い描写力を誇ります。