MAMIYA M645はマミヤ光機株式会社により1975年に発売された中判一眼レフカメラです。
外観は金属ボディにブラックレザーを貼った、ハッセルを彷彿とさせるクラシカルなデザインが特徴。
最大の特徴は、645判カメラの中でも世界で初めて一眼レフを採用したカメラであるという点です。
Mamiya6とは異なり、シャッターはレンズシャッターではなくフォーカルプレーンシャッターを採用しました。
ファインダーは交換式で、アイレベルとウエストレベルの2種からシーンに合わせた利用が可能。
プリズムファインダーに露出計を搭載し、中央部重点測光により適正露出を計算してくれます。
シャッタースピードは最速1/500秒と決して速いわけではありませんが、スタジオ用として作られたため十分事足りる性能です。
フィルムホルダーは取り外しが可能で、手軽にフィルム装填がしやすい設計になっています。
電子式シャッターのため電池が必要になりますが、通電を確認するボタンで撮影前の電池切れを簡単に確認できます。
フィルムの巻上げとシャッターチャージは、サイドについているクランクを巻き上げることでできますが、その巻き上げ音は釣具リール音のようで心地よく感じる人も多いでしょう。
レリーズボタンはボディ上部と下部についており、好みに合わせて切る箇所を選択できます。
MAMIYAの高度な技術が詰まったプロ用のカメラは、多くのファンに人気のある商品です。