Mamiya DM22はデジタルバックマミヤDMシリーズから発売された中では最も手に取りやすい価格の機種です。
発売当初の売価は76万円前後でDFキットと併せると89万円前後となっていました。
CCDサイズは48X36mm、解像度は5356×4056、画素数は22メガピクセル、ISO感度は25-400でした。
このDMシリーズの対応カメラは、マミヤ645DFとPHASEONE 645DF です。
645DFとマミヤセコールLSシリーズのレンズシャッターを使用することで、ストロボは1/1600秒まで全速同調します。
またタッチパネル式の「Leaf Remote Server」という機能ではアップル社のiPadやiPhoneなどで撮影画像を即時に確認できる「ワイヤレス・プレビュー」が実現しました。
これに関してはMamiyaもプロモーションに注力し、国内販売の際はアップル銀座店にて、ワイヤレス・プレビューのデモンストレーションを開催したほどです。
Mamiya DM22の大きなメリットとして、当時としては大きな画素数と併せて、抜群のダイナミックレンジを持っているため、デジタル一眼レフのようなカスタマイズも出来ました。
広告写真やブツ撮りなどのフォトグラファーやハイアマチュアなどから支持を集めたものです。
ローパスフィルターを持たないため、RAWファイルから16ビットのクリアな表現を作ることができます。
MamiyaがLeafやSchneidと共同開発して進めていたDM22は、いま手にしても抜群のハンドリングを誇るデジタルバックとして魅力が凝縮された1台なのです。