社長の鶴の一声で始まったアサヒペンタックス6×7は、上級者向けのカメラではありましたがバケペンの愛称で親しまれています。
幾度かのマイナーチェンジを繰り返してきましたが、1989年にペンタックス67と名前を改めました。
それに合わせて、レンズもタクマ―からsmc PENTAXと新しいレンズ群を販売しており、smc PENTAX67 75mm F4.5 ALはその一つになります。
smc PENTAX67 75mm F4.5 ALのレンズ構成は4群5枚で、フォーカスはMFのみとなっています。
焦点距離は75mmで、中望遠レンズに分類されます。
焦点距離が50mmの場合、人が見ている光景をそのまま切り取るように撮影できますが、75mmでは、ややアップとなり、ポートレートなどに向いています。
F値は4.5とバランスが取れており、手持ちで撮影してもブレの心配が少ないのも特徴です。
型番にあるALとは非球面レンズを採用を表し、色収差を抑えてくっきりと鮮明な仕上がりを実現しています。
対応しているカメラはアサヒペンタックス6×7やペンタックス67のほかに、ペンタックス67IIもあります。
ポートレートに向いている中望遠レンズで、F値のバランスが良く手ブレが起こりにくいので、絶好のシャッターチャンスを逃すことのない製品です。