1984年より開始されたペンタックス645シリーズは、PENTAXの中判一眼レフカメラの第2弾となります。
その中でも1997年に販売されたペンタックス645Nは、6×4.5cm判の一眼レフカメラとしては世界で初めてオートフォーカス機能を搭載したカメラとして知られています。
645Nにはボディ内にモーターオートフォーカスを組み込んでいるため、対応する新しいレンズ群も開発され、smc PENTAX-FA645 45mm F2.8もその1つになります。
1997年に販売されたsmc PENTAX-FA645 45mm F2.8のレンズ構成は8枚9群で、フォーカスはAFとMFに対応。
広角レンズに分類されますが、焦点距離が45mmのため標準レンズ寄りとなっており、人が見ている風景をそのまま描写した写真が仕上がります。
広角レンズの中には画面周辺部分が歪んでしまうのもありますが、花形フードのお蔭で透明感の高い描写を実現しています。
645マウントを採用しているため、ペンタックス645Nや2001年に販売されたペンタックス645NⅡ、2010年から始まった中判デジタル一眼レフカメラの645マウント機シリーズにも装着できます。マニュアルフォーカスのみになりますが、ペンタックス645にも装着可能です。
レンズの重量が500gを切っているため、取り回しがしやすいのも特徴といえるでしょう。
カメラに付けて手で持ったまままのスナップ撮影にも向いているレンズです。