
1975年、PENTAXはそれまでに採用していたねじ込み式マウントを廃止して、新たにバヨネット式Kマウントを標準化する事に決定。
新たに誕生したKマウントは、幾度かのアップデートを繰り返しながら多数のレンズ群を生みだし、多くの写真愛好家に愛されるようになりました。
smc PENTAX-A 50mm F1.2はその中の1つで、KAマウントを採用したAシリーズレンズになります。
smc PENTAX-A 50mm F1.2のレンズ構成は6群7枚で、フォーカスはMFのみです。
焦点距離は50mmで、標準レンズに分類されます。自分の視ている光景がそのまま切り取れるため、自然な風景などを撮影するのに向いています。
主にペンタックスAシリーズのカメラに対応します。
Aシリーズレンズの特徴は、新コーティングを採用した事で描写性能があがり、KAマウントに切り替えた事で操作性能があがった事があげられます。
smc PENTAX-A 50mm F1.2の最大の特徴は、PENTAX最後の大口径レンズと呼ばれる所です。
F値1.2はKマウントを採用したシリーズの中では最も低く、smc PENTAX-A 50mm F1.2以降に同じ数値のレンズは登場していません。
このレンズで撮った写真は雨の日でも明るく仕上げられ、コントラストが高い鮮やかな描写となります。
シビアなピント調整が必要になりますが、独特の世界観を目指す方にオススメです。