Nikonの「AI NIKKOR ED 500mm F4P」は、1988年に発売されたFマウント系のレンズです。
この500ミリの超望遠レンズは、長さが384ミリで重量は3キログラムもあります。
だからこそ、人の目では認識できないほど遠くのものまでも確実に描写できる実力を持っているといえます。
レンズタイプは単焦点で、最大撮影倍率は1/9倍です。
MFなので自分の目と経験でフォーカスを合わせる必要があり、撮影しているという感覚を十二分に味わわせてくれます。
Fマウントのバヨネット式であるこのレンズは、50年にもわたり同社の一眼レフカメラに採用されているマウントのため、同社発売の一眼レフカメラ(口径47ミリでフランジバック46.5ミリ)なら、このレンズを装着することが可能です。
また、コダックや富士フィルム、フェニックス、キエフ19Mといったカメラにも使用することができます。
ただし、オートフォーカスなどの機能には未対応であるため、どのカメラであっても機能的に完全な互換性が担保されているわけではない点を念頭に置いておきましょう。
数十年前に発売されたレンズとはいえ現代のものと比較しても遜色ないクオリティを持っており、発売当初に購入して今も現役で使用している人がいるほど頑丈で、質の高い写真を撮れるのが魅力です。