Carl Zeissのレンズ Planar T* CF 80mm F2.8はスウェーデンの名門カメラメーカーであるハッセルブラッドの交換レンズ用として1970年に発売されました。
このレンズは35mm換算で44mmになる標準レンズとして普段使いや一本持ち歩く際に選ばれることの多い人気のレンズです。
「Planar 80mm F2.8」一本だけで何でも撮れてしまうとまで言わしめ、実際にこのレンズだけで作品を撮りつづけている写真家もいる程です。
ラインナップとして、初代のコンパーシャッターを搭載したCレンズから、プロンターシャッターを搭載した現行のCFiレンズまであります。
プロンターシャッター搭載のTコーティングがされたものになり、Cレンズと比べて少し大きく重くなっているのが特徴です。
初代のCレンズは、故障などの問題が多いのですが、CFレンズ以降は故障も少なく安定しており、こちらのレンズのほうが人気です。
一本でなんでも撮れる魔法のレンズといわれるだけあって、苦手な被写体がありません。
得意な描写はやはり明るさを武器とした撮影で、アップでの撮影時には周りのボケも大きく柔らかく写し出されます。
普段の持ち歩きでポートレート撮影にはピッタリなレンズです。