
Carl Zeiss Planar C 100mm F3.5は、スウェーデンの老舗カメラメーカーのハッセルブラッドから1968年に発売されたレンズです。
プラナー100mm F3.5は、F3.5と明るさを抑えたことで、ハッセルブラッド用のレンズの中でもっとも解像度とコントラストが優れたレンズとされています。
そして、1970年始めにはTコーティングが施されました。
ハッセルバラッドで標準なレンズはプラナー80mmですが、このプラナー100mmレンズは「山岳プラナー」と呼ばれ、味やクセがほとんどない銘玉で、こちらが本当の標準レンズといわれています。
Cレンズはハッセルブラッド500シリーズの初期モデルで、レンズシャッタータイプになります。
「C」は「COMPUR」の頭文字から付けられており、旧レンズ特有の重圧感や重量感があることが特徴です。
また、シャッタースピードと絞りの変更を同時にできることも特徴で、アナログレンズならではの面白さを味わえます。
描写は、100mmならではの扱いやすさでキリッとした鮮明な写りが楽しめます。
ポートレートも得意で、鮮明な写りの中にも大きく柔らかいボケ味を表現するなど、「本当の標準レンズ」と呼ばれるだけの汎用性があるレンズです。