Distagon T* CFi 50mm F4はハッセルブラッドのCFiタイプの広角単焦点レンズです。
このCFiシリーズはハッセルブラッドのレンズシャッター式の第3世代にあたり、500シリーズといった6×6判中判フィルム一眼レフで使用できます。
また、このレンズには電子接点が搭載されており、シャッタースピードをFポジションにセットすることで、2000や200シリーズといったフォーカルプレーンシャッターのカメラでも使用可能です。
レンズはカール・ツァイス製レンズで、逆光性能で高い評価をえているツァイス独自のT*コーティングを施しているため非常にシャープな画質をえられます。
レンズ構成は8群9枚構成で重量は800gと非常に重いレンズですが、その重さを負荷に感じないほどの描写性能を備えています。
フォーカスはMF専用ですが、軽快なピントリングや滑らかなヘリコロイドの伸縮は操作の煩わしさとは無縁の快適なフォーカシングを可能としています。
第3世代のレンズシャッター式レンズとして高い人気を誇っていたDistagon T* CFi 50mm F4は、その画角や描写性能の高さからさまざまな撮影シーンにおいて活躍できるオールマイティなレンズです。
その人気は今でも衰えることはなく、現在の中古市場においても高値で取り引きされているレンズです。