Biogon 60mm F5.6はCarl Zeissが発売した中判カメラ用の広角レンズです。
35mm換算で33mmという特殊な距離をカバーする性能は、もともとはハッセルのムーンカメラ用として使用されていたものであり、アポロ計画でも使用された貴重品。
写真サイズも特殊で53mm×53mmであるため、6×6のフィルムで撮影すると少し望遠ぎみの写真となるでしょう。
ハッセルブラッドMK70の交換レンズとしても使用され、やはり測量用として利用されたレンズです。
中古カメラ市場でもかなり希少価値が高く、高値の買い取り額に期待が持てる商品になります。
対角画角63度と水平画角が43度のワイドな視野が被写体を大きく切り取ります。
F5.6からF45まで絞れるため、撮影環境に合わせて広範囲にわたり調整が可能です。
レンズの胴鏡に2つの羽がついているデザインが特徴。
目立つように描かれた矢印は撮影画角を表します。
NASAで使われたその性能や解像度は高く、コントラストを落とさず四隅まで鮮明に描く優秀な一本。
開放値でも非常にシャープな線を描き、パンフォーカスでキリッと締まりのある写真を生み出します。
歴史的瞬間をとらえた高性能なレンズは、中古カメラ市場でも希少価値が高く、あらゆるカメラファンに注目される珍品です。