コンタックスというカメラは、大きく分けて3種類に分かれます。
Carl Zeissとともに作成されたコンタックスシリーズと、Carl Zeissがレンズに専念するようになりヤシカが引き継いだヤシカ・コンタックスシリーズ、そしてヤシカを傘下にした京セラもよるコンタックスシリーズがあります。
Vario-Sonnar T* 70-210mm F3.5 AEGはヤシカ・コンタックスシリーズのころに販売されたレンズです。
Vario-Sonnar T* 70-210mm F3.5 AEGのレンズ構成は12群15枚、フォーカスはMF対応です。
焦点距離は70~210mmと長く、望遠ズームレンズに分類されますが、マクロ機能も搭載している点が特徴です。
遠くの物を近くに引き寄せるだけでなく、レンズを本体側に引いて回すだけでマクロモードに切り替わり、幅広いシーンで活躍します。
Carl ZeissのT*レンズコーティングが施されているため、光量が低い場所や時間帯でも像がぼやけることなく、くっきりと表現されます。
型番のAEはAEレンズであることを指しており、機能としてマニュアルモードと絞り優先モードを搭載しています。
型番のGはドイツ製である証明です。
マウントはY/Cマウントを採用しており、コンタックスRTSのようなヤシマ・コンタックス時代のカメラに対応しています。
西ドイツ時代に作られたレンズで、絵画のような濃厚な描写が特徴といえます。その性能の高さから、今でも根強い人気のあるレンズです。